ADSL の規格いろいろ。

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ADSL? 何その時代遅れネタ。とか言わないでください。

このブログを見てくれている皆さんは、今どんな回線を使ってインターネットに接続していますか?

最近、FTTH も普及してきましたが、値段が相変わらずですね。

まだまだ、ADSL だという方もかなりいると思うのですがどうでしょう。

あまり知られていないのか、話をすると結構驚かれたりするのですが、うちのネット環境はまだ ADSL です。

ということは、このブログを表示しているサーバーも、ADSL 回線につながっているということです。

なわけで、ADSL もまだまだ健在なのです!

 

最近ですね、モデムの設定をいろいろといじってたら、ちょっとだけ回線が速くなりました。

体感できるほどじゃないかもしれないけど、速くなったことは事実です。

で、その、それについて、まあなんとなくまとめてみます。

ただ、これは環境によってまちまちというか、逆効果になる場合もあるので、何とも言えないですが・・・。

 

1. ADSL の規格いろいろ

そこまで詳しいことを知っているわけではないが、ADSL についてちょっとだけ。

実は、一言に ADSL といっても、いろいろ種類がある。

Yahoo!BB というものを知っているだろうか?

まさか知らないとは言わせない。

この会社のうわさを聞いたことがあるなら、今から説明することを知っている人も多いかもしれない。

 

まず、ADSL 初期のことを知っている人ならわかると思うが、昔 ADSL と言えば 1.5Mbps と 8Mbps 2つのプランがあったことは知っているだろうか?

なぜこのような違いが生まれるか、それはプロバイダーが帯域を無理やり小さくしているわけではなく、規格が違うからなのである。

厳密にいうと

  • G.992.1(G.dmt) Down:8M Up:1M
  • G.992.2(G.Lite) Down:1.5M Up:512K

という、2つの規格があるためである。

下の、G.992.2 はいわば簡易版 ADSL であり、使う帯域が違う。 (992.2 のほうが狭い)

あ、帯域が違うといわれても、これは ADSL の仕組みがわかっていないとイマイチつかめないかもしれない。

それについては、ほかのサイトを参照してほしい。

現在の ADSL も基本的にはこの2つの規格、特に G.992.1 がベースになっている。

いろいろな付帯規格、さまざまな技術が用意されており、高速化が図られているので、これ以上の速度が出ると。

 

しかし、ADSL に対して日本は大きな問題を抱えている。

ADSL 以前、インターネットの常時接続といえば、何を使用していたか知っている人はいるだろうか?

総合ディジタル通信網サービス、いわゆる "ISDN" である。

少なくとも、僕は ADSL 登場以前からコンピューターに触れているので知っているが、最近の人は知らない or すでに忘れられているかもしれない。

実は、この ISDN 非常に厄介で、ADSL と干渉するのだ。

日本は ISDN に汚染されているといわれたほどで。

これには、いろいろと裏事情もあるのだが、国策で FTTH が普及するまで ISDN で持ちこたえる作戦だったから、NTT 的にはそんなのどーでもよかった。 (FTTH はもちろん ISDN と干渉しない)

そういうこともあって、日本では ADSL の普及が難しいはずだったのだが、Annex C という付帯規格に解決された。

これは、日本向けの ADSL の規格で、ISDN との干渉による速度低下を防ぐようになっている。

 

だが、知っているだろうか。

ADSL 事業で初期は独占的な地位を誇った Yahoo!BB。

実は、Yahoo!BB はコスト削減を理由に Annex A という北米向けの ISDN 対策がなされていない規格を使い続けた。

Yahoo!BB の悪態はいろいろあるが、コスト削減とはいえ日本ではつっかえねぇ~規格を、ベストエフォートという言葉を付けて知らんぷりしてユーザーに押し付けるとは・・・。

ADSL と ISDN の干渉は結構ひどいもので、状況がひどいと、お隣さんと速度比べたら orz なんてこともよくある。

ハゲは、干渉問題がでたらその都度対処とか言って、ReachDSL なんて物を押し付けてくるが、これも実際のところあっちの思うつぼ。

値段高いし、速度は限られてるし、そもそもほかのプロバと契約すればいい話だし・・・。

それに、イーアクセスの偉い人が、Y!BB に対して Annex A は他回線に影響が出る恐れがあるといったら、それだけで業務妨害とかいって、ハゲが3億円もの損害賠償訴訟を起こしたのは有名な話。

ベストエフォートだからと言って、つながらなかったりほかの回線に悪いかもしれないものを、ユーザーに押し付けてダメだったら、ああそうですか。というのはどうかと。

コスト削減はいいが、考え方には納得できない。

コスト削減した結果が、あのよく壊れるクソモデムかw (大して値段変わらにくせに)

というわけで、Yahoo!BB 批判終了。

 

2. で何がやりたいんだ!

長々と ADSL について語りすぎました。

なわけで、現在は、いろんな規格があって

  • Annex A (北米向け)
  • Annex B (ヨーロッパ向け)
  • Annex C (日本向け)
  • Annex I (高速化)

まあ、こんなもんかな。

これ以外にも、Annex I では Double Spectrum という周波数帯域を倍にする技術を使って 24M などのプランを提供しているのだが、それを更に4倍にする Quadrable Spectrum というのもある。

現在の、50M といわれるプランは Quad Spectrum を使って高速化している。

 

しかし、ADSL というのは周波数帯をあげると、距離が遠くなると減衰がひどくなる。

そのために、Double Spectrum や Quad Spectrum の恩恵を受けられるユーザーは限られてくる。

基地局から遠くなると、強制的に Annex C などの安定して接続できるモードにモデムが勝手に設定する。

 

では、うちはどのモードでつながれているのだろう?

調べてみた。

使用しているモデムは NEC Aterm WD701CV である。

[情報] -> [ADSLモデムの状態] から見ることができる。

【ADSL回線の状態】
回線リンク状態 UP
ラインモード G.dmt Annex I

下り 上り
回線速度[リンク速度(kbps)] 15976 1792
インターリーブディレイ(ms) 4 1
インターリーブデプス 32 1
線路損失(dB) 35 15
ノイズマージン(dB) 7 -

というわけで、Annex I で接続されているらしい。

ちなみに、線路距離長は 1460m, 伝送損失は 23db というような環境である。

うちは、50M 契約なので、もっと基地局に近いのであれば Quad Spectrum を利用できるのだろうが。

Quad Spectrum が有効なのは、500m 以内などと言われている。

実験してみてダメなのであれば、納得いくのだが、なんとなくこれじゃ納得がいかない。

ならいつもの調子で、実験してみよう!!ということになった。

 

長くなったので、続きは次の記事に書きます。

1つでまとめるはずだったんだけど、前置きの話がずいぶんが長くなったな・・・。

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このページは、technoが2008年5月24日 01:28に書いたブログ記事です。

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