PLAYSTATION 3 と言えば、ゲーム機!というイメージが強いかもしれないですが。
PS3 ができることは、ゲームだけではありません。
Folding@home とか? (PS3 & Cell Power 炸裂なプロジェクト)
たしかに、あれもゲームではないですが、そういう意味ではない。
知っている方も多いかもしれないですが、PS3 には Linux を入れることができます。
これは、Cell が PowerPC 互換のコアを持っているからで、さらに SONY が Linux が簡単に導入できるような環境を整えてくれているからです。
実際、PS3 の XMB を隅々まで探ったことがある人なら "他のシステムをインストール" という項目を目にしたことがあるだろう。
さらに、Linux というと、コマンドラインを思い浮かべる人が多いかもしれないが、そうではない。
Fedora や Ubuntu, Yellow Dog など、PowerPC に対応しているディストリビューションであれば可能性はあるらしい。
PS3 で Linux して何をする?と思うだろうが、ブラウザが Firefox が使えたり、Cell プログラミングを楽しんだりと、意外と使い道は多い。
有効的な活用法・・・たとえば、デスクトップではなくサーバーにしてもいいだろう。 (たとえば、こんなのとかw)
なわけで、いまさら感があるかもしれないですが、PS3 Linux に関する話題をいきます。
(事の発端は、妹が PS3 でニコニコ動画が見たい言い出したためで、Linux 入れれば見れるかなと。)
1. 準備段階というか、予備知識。
まず、上の画像が、インストールした PS3 Linux の様子です。
モニタは?と思う方がいるかもしれませんが、もちろんテレビを使います。
本当なら、HDMI 接続の大画面 TV がよいのでしょうが、残念ながら我が家には SD 解像度のごく普通の TV しかありません。
D1 端子が付いているのが、まだ救いといったところ?(画質的には)
今回は、コンポジットケーブルでつないだふつーのテレビに PS3 をつないだという感じで使ってみます。
SD 解像度ですので、かなり画面が狭いですが・・・。
目的は、入れて動くということを確認することと、それでちょっとだけ遊んでみるだけなので、バリバリ実用的に使うわけではないので、解像度については目をつぶることにします・・・。
ですが、Linux をインストールするには、いろいろと準備が必要です。
そこで、一番のネックになるのが、HDD のパーティションです。
初期設定である "HDD を PS3 にすべての領域を割り当てた状態" では、Linux をインストールすることができません。
(起動して遊ぶだけなら、ネットから起動できる HTTP-FUSE PS3 Linux というのがある。)
PS3 で言う "他のシステム" 専用の領域が必要になります。
これには、HDD をフォーマットする必要があります。
フォーマット (初期化) ということは、中のデータが消えるわけで、そのままではセーブなどが吹っ飛びます。
というわけで、もし PS3 で Linux で遊ぶ予定があるなら、買った直後にフォーマットするのが理想なのですが・・・。
ご安心ください、PS3 にはちゃんとバックアップツールが付いているので、フォーマットしても簡単にリストアできます。
ただ、これには PS3 の中に入っているデータ以上の容量のある HDD またはフラッシュメモリなどが必要です。
これは、各自で用意して下さい。といっても、なかなか持っている人は少ないと思います。
これから、PS3 をかって Linux で遊びたいなぁ、なんて考えてる人は買った後すぐにフォーマットしてしまうことをお勧めします。
あ、それと僕は 60GB の PS3 しかもっていないのでこれでテストしますが、そのほかでもたぶん一緒です。
あと、Linux 用の領域は、最低でも 10GB 必要なので、PS3 で使える領域が 10GB 減ることになります。
それと、Linux といっても、ディストリビューションはたくさん選択肢があるわけで、そのなかでも正式に PS3 対応をうたっているディストリビューションが何個かあるわけなのですが、なかなか選ぶのは難しいです。
そこで、今回は SCEI と共同開発し、公認を受けているディストリビューション "Yellow Dog Linux" を使用したいと思います。
PS3 Linux というと、"あのサイト" のおかげか、Fedora ~!!というイメージが強いかもしれませんが、あえて Yellow Dog を選ぶにはいくつかの理由があります。
- Fedora は半年に1回メジャーバージョンアップがあるわけで、半年に1回も PS3 Linux を入れなおすのは面倒だ。
- じゃあ、古いバージョンのまま使えばいいじゃないかと思うだろうが、Fedora はほぼ1年でサポート終了なので、やっぱり1年に1回入れなおす必要がある。
- でも、結局型落ちだと、アップデートが遅かったりで、何となく不安だから、最新版を使いたくなる。
- そもそも、Yellow Dog Linux は Fedora, CentOS (RHEL クローン) ベースだったり。
- SCEI (Sony Computer Entertainment International) が勧めてるんだから、これを使えばいいのだ!
というわけで、Fedora は嫌いではないのですが、サーバーやこういう分類にあえてこのディストリビューションを選択する必要はないと僕は思っています。
Yellow Dog ってあまり聞いたことないかもしれないけど、これは PowerPC 向けディストリビューションだからであって、そっちの分野では結構有名。
そもそも、"yum" って何の略だか知ってるのかな?! (ans: Yellow dog Updater, Modified)
もちろん、キーボードとマウスは、PS3 専用のものを用意しておいてください。
既に接続してあることを前提に話を進めますので、ついてきてください。
普段使っている PC から外してもよいですが、そうするとその間 PC が使えなくなってしまうので、専用のものを用意したほうがよいでしょう。
残念ながら、SIXAXIS を使ったマウス操作はできません。
それと、無線 LAN は使えない?と思っておいてください。(有線接続でしかテストしてない・・・。)
2. PS3 HDD のバックアップ
僕の場合は、すでに PS3 の中には、たくさんのセーブデータと、自分以外のユーザーのデータもあるので、消えてしまってはまずいです。
というわけで、バックアップします。
USB 接続の FAT32 フォーマットの HDD とか、超大容量のフラッシュメモリを接続しておいてください。
[本体設定] -> [バックアップユーティリティ] を実行。
あとは、手順に従ってバックアップします。
バックアップには結構時間がかかります。
僕の場合は、1時間ぐらいかかりました。
気長に待ちましょう。
3. HDD のフォーマット
バックアップが終了したら、次にフォーマットします。
[本体設定] -> [フォーマットユーティリティ] を実行。
"ハードディスクのフォーマット" を選択。
"カスタム" を選択。
"他のシステムに 10GB 割り当てる" を選択。
非現実的な選択肢ではあるが "PS3 に 10GB 割り当てる" でもよい。
"クイックフォーマット" を選択。
フルフォーマットだと、無駄に時間がかかるだけです。
完了。
[本体情報] をみると、空き容量が 10GB 減っていると思います。
4. PS3 HDD のリストア
[本体設定] -> [フォーマットユーティリティ] を実行。
"リストア(復元)" を選択。
バックアップと同じぐらいの時間がかかります。
こちらも、気長に待ちましょう。
無事成功すれば、データはほぼすべて戻ってきます。
Part1 はこれで終了・・・。
つづく。
次回は、PS3 Linux Distributor's Starter Kit (専用ブートローダー) の導入など。

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