Fedora で様々なデスクトップ環境(ウィンドウマネージャ)を切り替えて使ってみる。

Screenshot-パッケージマネージャー

最近、GNOME と KDE どちらも使いたい用事が出てきたので、その時のことを書いてみます。

普通、Linux をインストールするときに、GUI 環境で使う場合はウィンドウマネージャをどれか一つ選択すると思います。

Fedora であれば GNOME で、SUSE などであれば KDE だったり、ディストリビューションによってデフォルトは違いますが。

Linux を GUI 環境で使用していると、ほかのウィンドウマネージャが使えたらなぁなんて思うこともあります。

特に、即座に GNOME とか KDE とか Xfce とかが入れ替えられる夢の世界があったらなと。

ウィンドウマネージャは、複数インストールすることができますが、それを切り替えるのはなかなか面倒。

だからと言って、ウィンドウマネージャ別にディストリビューションや、新しいシステムを用意するのは大げさすぎるかなと。

 

どうか、複数のデスクトップ環境を、簡単に切り替えできる方法がないかなぁと探していたら。

Fedora には、"デスクトップ切り替え" というツールが存在するらしい。

"switchdesk" というもの。

GUI 用のツールも存在するらしいので、コマンドも不要。

というわけで、さっそく使ってみます。

ディストリビューションは、Fedora 8 を使用します。

 

1. はじめに...

Screenshot

Fedora ユーザーなら見慣れていると思いますが、これが Fedora 8 で使われている標準のデスクトップ環境。

ウィンドウマネージャは、GNOME です。

今回は、GNOME, KDE, Xfce のデスクトップ環境を切り替えながら使える環境を構築してみたいと思います。

これは、代表的なウィンドウマネージャ 3 つですが、その他のウィンドウマネージャももちろん対応できます。

 

2. インストール

Screenshot-パッケージマネージャー-1 

まずは、パッケージマネージャを開いて、ウィンドウマネージャをインストールします。

デスクトップ環境から、GNOME, KDE, Xfce のチェックボックスをすべて ON にします。

一番下のウィンドウマネージャから、オプションパッケージを開くと、その他のウィンドウマネージャもインストールできます。

もし、その他に使いたいウィンドウマネージャがあればここで選択しておいてください。

 

Screenshot-パッケージマネージャー-2 

次に、検索タブから "switchdesk" とパッケージの検索をします。

"switchdesk-gui" というパッケージが出てくると思うので、チェックを付けます。

この "switchdesk-gui" が、今回使用するデスクトップ切り替えツールである。

あとは、[適用] を押してパッケージをインストール。

 

3. 切り替えてみる

Screenshot-デスクトップ切替え 

インストールが終わったら、デスクトップ切り替えツールを実際に使ってみます。

[設定] → [デスクトップ切り替え] を開きましょう。

上のようなウィンドウが開くと思います。

切り替えたいデスクトップ環境を選択して OK を押します。

今回は、KDE へ切り替えてみます。

 

Screenshot-switchdesk-gui.py 

こんなメッセージが表示されると思うので、言われたとおりに X を再起動します。

一番簡単なのは、一度ログアウトして再度ログインすることです。

ログアウトして、ログイン画面に戻り、自分のユーザーでもう一度ログインしてみましょう。

 

4. 切り替え成功

snapshot1 

先ほどまで、GNOME だったデスクトップ環境が、KDE へ切り替わりました。

少しだけ幸せになれました。

しかし、よく見たら、表示言語が英語。

KDE をインストールしただけは、日本語用の言語パックはインストールされないようです。

 

5. KDE 用言語パック導入

snapshot3

英語のまま使うのも微妙なので、日本語サポートを追加します。

パッケージマネージャを開き "kde language japanese" と検索します。

"kde-i18n-japanese" がリストアップされると思うので、それにチェックを入れます。

複数出てきたら、バージョンが新しいものを選択しましょう。

 

snapshot4 

コントロールセンターを開き、"Regional & Accessibility" → "Contry/Rgion & Language" を開きます。

"Add Language" をクリックして、"Japanese" があると思うのでそれを選択。

[適用] をクリックします。

 

snapshot7 

こんなかんじで、日本語環境になっていれば成功。

たぶん、コントロールセンターやいろいろな部分が日本語化されていると思います。

 

6. Xfce へ切り替える

snapshot8 

最後に、Xfce へ切り替えてみましょう。

 

snapshot10 

Xfce へも無事切り替え完了。

Fedora では、初期インストール時に Xfce をインストールすることができないので、Xfce 環境で Fedora を使用するには、このツールを使用するのがいいだろう。

GNOME だと、Linux とはいえ Windows 並みに重量級の WM なので、低スペックのマシンで動かすには Xfce のほうが快適のような気もする。

Xfce は比較的軽量と言われているので、古い PC で使いたいのであれば、もってこいだろう。

しかし、古い PC で Fedora を動かすこと自体が少々厳しいような気もするが・・・。

というか、メリットがないか?

 

7. 最後に...

ガンガンデスクトップを切り替えられる、この便利なツールであるが、複数のデスクトップ環境を共有することで生じる問題もいくつかある。

まず、無駄なプログラムが増えること。

たとえば、テキストエディタを例にあげると GNOME では "gedit"、KDE では "kedit" と、各デスクトップ環境ごとに専用のツールが用意されている。

しかし、これは GNOME でも KDE でも両方表示されてしまう。

同じようなパターンがかなりあるので、プログラムリストが膨大な量になり、必要なプログラムを探すのが結構大変になる。

もちろん、KDE で gedit が動かないわけではないのだが、最適化されていないので、不具合があったりもする。

また、ディスク容量も食うので、無駄にいろんなウィンドウマネージャを入れまくるものではない。

まあ、使わないパッケージは消せばいい話なのだが・・・。

それと、僕の環境では、ごみ箱が2個に増えた。

このように、デスクトップのアイコンにも何かしら変化があるので、あくまで一応切り替えられる程度に思っておいたほうがいいだろう。

まあ、何かしら不具合があるのかもしれないということを頭に入れて使用してもらいたい。

そう簡単に元に戻せるようなものでもないのでね・・・。

当然のことだけど、何が起きても、自己責任で。

もちろん、なにかわからないことあったら、コメントしてもらえれば答えられる範囲でこたえます。

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このページは、technoが2008年4月14日 02:15に書いたブログ記事です。

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