また、タイトルから攻撃的というか、すごい印象が強い感じになってますが。
まあ、前回の GUI vs CUI の話もそうですが、気楽に聞いてください。
そこまで、批判とかそういうことを言っている訳ではないので、理解を。
ただ、ちょっとだけ問題提起してみます。
今回は、Fedora でサーバー、特に自宅サーバーを組むということ。
現在、Linux と行っても世界中には、数えきれないほどのディストリビューションが存在しています。
その中の一つが、この Fedora です。
ネットで見ていると、Fedora でサーバーを組んでいる人を多く見かけます。
また、情報量も、他のディストリビューションに比べ多いような気がします。
日本人には、特に Fedora が人気のご様子で。
しかし、これってどうなのでしょう?
僕は、疑問に感じた点がいくつかあります。
Fedora で、サーバーを運用してる方は、ぜひ一度目を通してみてください。
前回同様、言いたいことがありましたら、批判でも何でもよいのでコメントからどうぞw
1. Fedora というディストリビューション
まず、皆さんは Fedora というディストリビューションが、どのようなものか知っていますか?
まあ、大まかな方針は Fedora に興味を持ったことがある人なら知っていると思います。
簡単な話、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) の Beta 的な存在です。
Beta というのはおかしいですが、"新しいモノ" を積極的に取り込み、"安定" よりも "最新" にこだわる傾向にあります。
そして、Red Hat 社のディストリビューションではありますが、コミュニティベースで運営されており、Fedora で収穫したものを、RHEL に反映すると行った感じです。
最新モノを好むディストリビューションは、他にも "Ubuntu" や "openSUSE" などがありますが、その中でも Fedora は最もその特徴が現れているディストリビューションだと思います。
そんな性格から、バージョンアップも頻繁に行われます。
標準的なディストリビューションでは、1年程度でメジャーアップデートというのが標準的または、それでも早い方ですが、Fedora は違います。
Fedora の場合は、大体半年に1度メジャーアップデートが行われます。1年に2度ということです。
また、これによりサポート期間も短く、基本的にメジャーアップデートが行われると、2個前のディストリビューションはメンテナンス終了です。
ということは、1年でそのバージョンは使えなくなる。ということ。
こんなディストリビューションは、数ある中でも Fedora だけです。
2. Fedora をサーバーとして使うだって?!
では、次に Fedora をサーバーとして運用した場合のことを考えてみよう。
サーバーというのは、すぐ壊れたり不安定ではよろしくない。
信頼性と、安定性が大事なのだ。
しかし、Fedora というディストリビューションの性格、これは正反対だ。
ソフトウェアのバージョンも、安定したものではなく、常に最新を求める。
前述した通り、安定よりも最新を求めるディストリビューション、それが Fedora。
さらに、リリースペースやメンテナンス期間もかなり短い。
ということは、Fedora サーバーを同じバージョンで1年以上運用することは、非常に危険ということだ。
現在、Fedora の最新版は 8 なので、Fedora 7 までがサポート対象、Fedora Core 6 以前は既にメンテナンスされていないということ。
もし、Fedora Core 6 以前のバージョンで運用しているサーバーがあるのなら、それは現在非常に危険な状態にある。
さらに、Fedora は、コミュニティで運営されているので、最新のバージョンでも、バグが修正されるのが遅かったりする。
要するに、最新バージョンでも危険たっぷり。
考えてみよう。Fedora でサーバーを運用するということは、本当に正解なのだろうか。
確かに、Fedora はネットの情報量もあり、本なども出版されている。
しかし、サーバーとして運用する際の利点は全くないと言ってよいだろう。
強いて言えば、Fedora でサーバーを運用するということは、自分の無知をさらけ出している。とも言えるのではないだろうか。
そもそも、ここまで Fedora が有名で情報が多いのも、Fedora (旧:Fedora Core) ができた経緯に問題がある。
Red Hat は数年前、Red Hat Linux というものを無償提供していた。
しかし、方針転換で RHEL とその研究用?みたいな感じで Fedora というものを立ち上げた。
だが、最初の頃 Fedora の趣旨があいまいだったり、知れ渡らなかったりで、Red Hat Linux の後継と言われるようになった。
実際のところ、Fedora は Red Hat Linux とは、ずいぶん性格の異なるものである。
しかし、その流れできてしまったので、Fedora でサーバー構築のような本が出版されるという、意味不明な状況になっているのだと思う。
3. Fedora 以外の選択肢
Fedora をサーバーとして運用するのは、あまりよくないことは理解していただけたと思う。
では、今 Fedora でサーバーを運用している場合は、どうすればいいのだろう?
一番よいのは、Fedora を捨てるということだ。
しかし、今まで使い慣れたディストリビューションとさよならするのは、辛いものがあるだろう。
そこでおすすめなのが、Cent OS というディストリビューションだ。
詳細は、上記 Wikipedia が詳しい。
RHEL クローンなので、Fedora と使い勝手はほぼ同じである。
逆に言えば、少し前の Fedora をベースに RHEL は開発されているので、特に問題なく移行できるであろう。
Fedora のように、アップデートが頻繁に行われたり、最新のものを搭載したりということはないが、RHEL のクローンであり情報量、安定性ともに Good である。
CentOS は RHEL に何か修正があると、ほぼすぐに CentOS でも修正される。
4. どうしても Fedora が使いたい場合の注意点
まあ、それでも Fedora が使いたいということはあるだろう。
その際の注意点としては、アップデートを頻繁にチェックすること。
そして、最新のバージョンが出たら、必ずバージョンアップすること。
だけど、ちょっとだけ様子を見てからにすること。
半年に1回バージョンアップすることになるが、Fedora を使うにはしょうがない。
もちろん、僕は Fedora でサーバーを運用することは絶対に勧めない。
前述した通り、Fedora でサーバーを運用する利点は、ない。
5. 最後に...
僕は、Fedora というディストリビューションが嫌いな訳ではない。
逆に、デスクトップなら Fedora を積極的に利用しているぐらいである。
最新のものは大好きなのでね。
今だって、メイン PC の Linux 環境は、Fedora 8 である。
PS3 にまで、Fedora 7 を入れてある。
しかし、サーバーに使うことだけはどうしても許せない。
Linux ディストリビューションには、向いている用途というものがある。
それと、レンタルサーバーや無料で HP スペースを貸してくれるサーバー。
個人法人とわず、サーバーが Fedora なら僕は避けると思う。
特に、Fedora Core 3 とか、古いものであれば絶対に避けるべきだ。
古い = 安定 ではない。古すぎると、逆に最新よりも危険である。
あ
前から言っているように、ネットにある1つの情報だけを信用することは危険である。
独自に調べて勉強するということ、そして一番よいものを選ぶこと。
これを忘れてはいけない。


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